陶芸 起山窯陶芸倶楽部

起山窯陶芸倶楽部は、令和元年に亡くなった起山窯陶芸教室の主催者宮井起山先生の弟子たちが相互に教えあいながら倶楽部形式で活動している窯場です。
作陶は、毎週日曜午後1時から5時、東金市山田の起山窯(みきの湯隣)で行っており、師匠はいませんがろくろや手びねり、絵付けなど会員一人ひとりがそれぞれの好みに応じた作品づくりを楽しんでいます。ろくろは、全て三相200ボルトのプロ仕様のもので小物から大物まで力不足なく轢くことができます。

本焼成、1180°で色見を取りだす。

最近築いた楽窯。

窯は、20年近く前に師匠と弟子たちが築いた灯油窯(東隆窯)をメインに電気窯や楽窯があり、酸化、還元、中性など、時に応じて焼成方法を変え、年に4回程焼いています。

土は、赤土、中土、荒土、白土、耐火土、半磁器土、磁器土、さらには備前土や伊賀鍋用の土、炻器土など用途や作品によって使い分けています。
釉薬は、すべて師匠や弟子が作ったオリジナルで天目から青磁、織部、伊羅保など30数種類にもなり、最近では鉄赤釉やトルコ青釉など新しい釉薬づくりにも挑戦しています。

令和5年度活動報告

《起山窯陶芸倶楽部個展》
6月16日から7月4日までの2週間、土気高校に隣接したカフェ&ギャラリー ナジャにて「それぞれのイッピン」をテーマに起山窯陶芸倶楽部個展を開催しました。個展中の6月18日にはピアノコンサートも開催し、会員一同楽しい時間を過ごさせていただきました。

《子どもたちの作陶》
東金文化会館内にある子ども科学館の主催で毎年開催される陶芸体験教室「陶器のふしぎ」 会員が講師を務めて今年で16年目になります。
今回は絵付け、前回成型した作品を素焼きし、子どもたちに絵を描いてもらい、11月18日には、本焼きをした作品が窯から出てくるところを見てもらいました。
 また、9月10日には、千葉市緑区の大野台にある里山で行われた稲刈りイベントに際し、田植えの時に里山の植物の葉を粘土に押し付けて写し取った素焼きの皿に呉須で絵を描いてもらいました。
右下の写真の上部分はその時に呉須で描いた絵に透明釉をかけたもの、下部分は当日に参加できなかった子どもたちの作品に緑色の織部釉をかけたものです。

《東金市文化展》
ここ3年ほど猛威を振るっているコロナウィルスの影響で開催が中止され、昨年から再開された市の文化展。今年も1日だけの展示でしたが11月3日に開催され、来場された方々にご覧いただくことができました。

活動概要

活動日  毎週日曜 午後1時~午後5時
活動場所 東金市山田 起山窯(みきの湯隣)  
会費   月2回参加 3,500円
     毎週参加   7,000円
          ※その他作品に応じた焼成代を別途いただいております。

◆関東近県の窯場の見学会なども行っております。

興味がある方はぜひ倶楽部開催日に見学にお出でください。

そしてあなただけの一品を私たちと一緒に作りましょう。